官僚がアンビバレントの息の根を完全に止めた

江藤淳・竹内好・吉本隆明・鶴見俊輔 ローレンス・オルソン 黒川創 新宿書房アンビヴァレント モダーンズ オルソン,ローレンス クロカワ,ソウ 発行年月：1997年09月 ページ数：285p サイズ：単行本 ISBN：9784880082424 第1部　江藤淳ー戦後日本の知識人と文化的アイデンティティの追求／第2部　竹内好ー日本における抵抗のヴィジョン／第3部　吉本隆明ー知識人と「大衆」／第4部　鶴見俊補ー二つの世界で 欧米、アジア、日本…。

文化のアイデンティティが揺らぎを増している20世紀後半、江藤淳、竹内好、吉本隆明、鶴見俊輔という現代日本の代表的な知識人は、それらのはざまでどのように引き裂かれ、葛藤を続けながら、新たな展望を求めてきたのか。

「戦後アジアと日本」の先駆的研究者、L・オルソンは、思想、文学、ジャーナリスティックなアプローチを交差させつつ、豊富な滞日経験と敏感な洞察力を発揮して、彼らの実像を世界の視野のなかに置きなおす。

クロスカルチャー時代を先取りした画期的著作。

本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想